ワシントンウィザーズの23-24シーズン序盤のあれやこれやのお話。
ウィザーズファンのやまもとでございます。
普段は
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っていうPodcastをやってます。
お暇な際にでもお願い致します。
はい、ということで、このブログでは久しぶりのワシントンウィザーズの話題です。
NBAも開幕して大体一ヶ月が経ちました。
ワシントンウィザーズは3勝15敗と、まあ大体予想通りの戦績です。()
まあ、それはいいんですよ。だって今季タンクだもん。
まともにやって勝てるロスターではないもの。
なんで、今季は若手の育成とトレードアセット作りをメインにRSを戦うことが目標です。
そんな中正直、色々とわからない点もあり。
反面、嬉しいこともあり。
Podcastではだいぶ愚痴っぽくはなったんですけど、今回はPodcastには載せなかったようなことを話していこうかな、と思います。
■ジョーダンプールはなぜここまで悪化したか?
まずは現在のウィザーズを話そうとすると、この人のことは外せないでしょう。
今年入ってきたジョーダンプールは現在かなり苦しんでおり、試合を観ていてもお世辞にもかみ合っているとは言えません。
プールの今季のNetRTG(12/1現在)
OFFRTG 106.1
DFFRTG 124.5
NETRTG -18.4(MIN150位以内の中でワースト1位)
WS -0.7(リーグワースト1位)
正直なところプレイを見ていてもいい所を探すのも難しいほどだった期間もあったくらいで、契約金と実力が見合っていないことを否定することは今のところ出来ないのですが、ここまで悪化するとは思っていなかった。
ここまでくると、もはやプールが悪い以上にプールの使われ方にも問題があるのかとさえ思います。
…とはいえ。
私はGSWの試合はほぼ見ないため、去年との比較はできないのですが、NBA公式のPlaytype上ではあまり選択しているプレイは変わらないようにも思えるのです。
そうすると、やはりもう単純にGSWのような素晴らしいチームでは打てていたシュートを、ドアマットのウィザーズでは打たせてあげることが出来ていないというのか()
…でも、そこはやっぱ言っててもしょうがない部分はあると思うので、自分が頑張ってシュートを決めるしかない部分はある。
プールのショット内訳(12/1現在)
Open 1.0/3.6 27.9%
Wide Open 2.1/4.7 45.6%
去年はOpenは40%超えで決めてきているので、ここらへんが良くなってくれば結構違う気もするのです。本数自体は去年の方が結構打ってるんですよね。
特に3Pは今11%とかなので。それを大きな武器としてる選手のはずだし、復調してほしい。
強いて言うならドライブの数が1回分くらい増えてたけど、確率は去年と全然変わらないしね()
ただやはりスタッツの限界というべきか、このOpenってのも、GSWで打たせてたシュートとウチでシチュエーションがどう違っているのかはわからない。
案外そこに答えがあるのかもしれないです。タレントがそもそも違うだろとか言わないで。泣いちゃうでしょ。
なんにせよプールは本当に今季は奮起しないと今後のキャリアにキズがついてしまうような気がするので、下を向いている場合じゃないぞ。がんばれプール。所属してる間はもちろん応援するぞ。文句は言うかもしれないけど()
■デニアブディヤとビラルクリバリという夢ラインナップのミニッツの少なさ
デニアブディヤとビラルクリバリ。
この二人は今のウィザーズにとって数少ない若手の二人であり、ウィザーズファンのお気に入りです。
そんな二人なんですが、
デニ
OFRTG 109.8
DFRTG 119.9
NETRTG -10.1
クリバリ
OFRTG 112.0
DFRTG 115.2
NETRTG -3.2
まあどっちにしてもマイナス寄りなんですけど、二人とも25分もらってる選手としては、ウィザーズの中ではそこそこOn時の数字が良いです。とくにクリバリは本当に立派ですよね。まあセカンドがバカ強かった期間があったからってのもあるんでしょうけど…
実際のところ…これはデータでは語れない部分だとは思うんですが、デニもいくつか悪い癖がある(シュートチェック後シュートの行く末を眺めてオフェンスリバウンドを取られる、とかたまにフリーズしてたりなど)とかあるんですけど、今のディフェンスガタガタのウィザーズの中では相手エースについたりと大きな役割を果たしています。
クリバリもルカについたりリラードについたり。
彼の腕の長さはハンドラーにとっては結構厄介なようで、割とシュートを落とさせている…気がします。
タイアスとプールがだいぶディフェンスがひどいってのもあるんですけど、この二人のディフェンスの頑張りは今のウィザーズでは際立っていて、正直二人並べればそれなりにディフェンスは改善されると思うのです。
オフェンスでも、デニは今年アシストを増やしてきており、特にトランジションではクリバリも先頭を走れるし、デニのプッシュとは相性がよさそうです。
ハーフコートでも、特に二人は苦手っぽかったスポットアップでもなかなかの数字を残しております。
デニ 1.4/2.9 49.1% PPP1.19(チーム内4位)
クリバリ 1.2/2.6 45.5% PPP1.23(チーム内2位)
正直二人並べててもそんなに苦にはならないくらいの確率は残してる気がする。
(まあなぜか二人ともノンシューター扱いをされるんだけど。)
デニは最近プレイメイクも任されている場面も増えたこともあり、前のようにデニを並べるだけでOFが重くなるって場面も減ってきたなと思います。
個人的にこの二人を並べてみてもいいんじゃないかなーと思うんですけど、アンセルドさんの中でこの二人はポジションを同じとして見てそうってこともあってあんまり一緒に並べません。
デニクリバリラインナップ
OFRTG 106.6
DFRTG 113.6
NETRTG -7.0
MIN 166
DFRTGは正直WASのラインナップの中ではかなり良いと思うので、もう少し試してみてほしいなーと思ってます。
ちなみに、この二人以外で20分出てる選手で数値がいいのがギャフォードなんですけど、この3人がコート上で並んだことはいまだにありません。
この3人は5年後もいる可能性がまったくないわけではないので、少しはやってみては?とは思います。まあ確かにノンシュータ3人は重過ぎるかもわからんですけど…。
アンセルドさんはラインナップについては結構頑固なところもあるので、今後もこの並びは見れないかもしれませんね。
…もったいない。
■キャリアハイの活躍を残すカイルクズマ
移籍してからボロボロのチーム状況の中で懸命にプレイを続けるカイルクズマ。
チームは勝てておりませんが、今季はキャリアハイといっても過言ではない活躍を残してます。
去年からのクズマのスタッツの比較
MIN 35.0⇒30.9
PTS 21.2⇒23.4
FG% 44.8⇒47.0
3P% 33.3⇒35.9
REB 7.2⇒6.1
AST 3.7⇒4.8
TOV 3.0⇒2.3
STL 0.6⇒0.3
BLK 0.5⇒0.6
FT% 73.0⇒82.3
リバウンド以外のすべてのスタッツが伸びており、実質的なウィザーズのエースといって過言ではないでしょう。
特にスコア面は大きく伸びており、まだだいぶあぶなっかしいですがプレイメイカー的な役割も増えております。アイソレーションはでも相変わらずあんま強くないです()
正直クズマがいないと試合になっていないこともたくさんあったと思うので、我々ウィザーズファンは彼に足を向けて寝れません。
ただ、クズマは現在28歳。
ドーキンスさんのいう5か年計画からはタイムライン的に外れてしまっているように見えます。
契約も年々下がっていく、トレードしやすそうな内容。
正直、このウィザーズでの三年間、一度もプレイオフにも出れなかったにもかかわらず、腐ることなくチームを引っ張り、ここまでの成長を見せてくれているクズマ。
一度でいいからクズマと上を目指したいのですが、チームとしても本人としても、全盛期の今にお別れした方がお互いのためなのかもしれません。
とにかく、クズマの一番望む形にしてあげられればいいなあと心から思います。
■今後はどうなっていくのか?
現状のチームの状況はクズマを軸にして、プール、デニ、ギャフォードなどで固めているような布陣です。
ウィザーズのUSG%について(昇順、ローテ外は除く)
クズマ(30.9%)
プール(28%)
ガリナリ(19.1%)
シャメット(18.0%)
キスパート(17.8%)
デニ(17.6%)
タイアス(15.8%)
ジョニデ(14.6%)
ムスカラ(14%)
ギャフォード(12.9%)
クリバリ(12.7%)
一応序列としてはこんな感じなんですが、まあ恐らくクズマ中心は現在の状況からは変わらないでしょう。
多分ですけど当初の構想だとプールがクズマと分け合う感じだと思ったんですが、現時点では厳しそう。スリーが入ってくれば違うのかな。
今季調子のいいデニがどこまで上げてくるかに期待。
また、このUSGのなか、クズマはアシスト%、リバウンド%のなかで5.6位と上位につけており、デニもそんな感じです。
んでもって、ハッスルスタッツなんて項目もあるのですが、ここでもデニが2位、クズマが3位です。(ポジション的にもそれはそうなんだろうけど)
この二人が実質ウィザーズを様々な面で支えていると言っても過言ではないと思います。そしてこの二人が最も負担がデカい。
ウィザーズはあまりコンテストにいかないチームってことになってしまってるんですけど、この二人以外にもハッスルする選手が出ればいいなと思ってます。
クズマ残ってくれないかなー、デニと二人で勝ち上がってほしい…。
まあ戦績は負けに負けまくると思います、それは仕方ないです()
数年後笑えるためにも、いまは我慢の時かもですね。
というわけで、今回は終わり!
また来月Podcastと一緒になんか書きます。
こちらも是非おねがいしまーす!
LACになんか起こった。
おはようございます。
ワシントンウィザーズのファンをやらせてもらっているやまもとです。
普段は
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っていうPodcastを細々と運営してます。ウィザーズのことばっか適当に話してるだけです。
そちらもお暇な時ぜひお願い致します。
…さて。
23-24シーズンも開幕して大体2週間くらい経とうとしてます。
近いうちにPodcastもやりますが、ウィザーズは順調にタンクしてます()
どんな感じかというと、スタメンが弱くてベンチが頑張ってる。
まあ絶対勝てないし、かといってクリバリやキスパ、あとスタメンだけどデニたちが頑張っているところは見れるっていう、負けが込むシーズンにしても、結構満足いってます。
特にデニが役割増えてて面白いですね。トランジションもそうだし、ドライブも強いし、スリーもなんとなく良くなっている気がする。
(今日は無茶苦茶外してたけど)
…まあ、ウィザーズについてはPodcast録ってからゆっくり書きます。
まだスト6の記事も書き途中ですが、今日はちょっとこうネガティブな話題なんですが、他チームのことを書いていこうと思います。
まあなにかというと…
こいつ。
僕が大好きなラッセルウェストブルックを取り巻く現在の環境についてです。
ウェストブルックは失意の中レイカーズを去り、その後なんやかんやあってクリッパーズへ移籍、再起と優勝を賭けて23-24シーズンを迎えました。
クリッパーズの出来は、ひいき目抜きにしても上々だったと思います。
本当に優勝を目指していいチームなのではないか?と思ってしまうほど。
開幕して3試合しかしておりませんが、LACのスタメンの10月のNETRTGは+38。
これはミニッツ上位50組の中で一番の数字でした。
確かに、相手はブレイザーズ、スパーズ、ジャズ。コンテンダーではないかもしれません。ジャズには負けました。
でも、本当に弱いと思った人間はこの世に何人いたのか?
ダブルエースを軸にした強力なオフェンス、スイッチを多用するギャップの少ないディフェンス。
僕はLACはひょっとしたらひょっとするかも。本気でそう思っていました。
少なくとも、オフシーズンにチームとして準備を重ねていた中での結果であり、決してパニックになる要素はなかった。
あるはずはなかったのです。
しかし、クリッパーズは動いてしまいました。
指名権と、DFの要でありスポットアップシュートの名手を二人手放してまで、大型選手を補強してしまいました。
ジェームズハーデン。
かつてヒューストンロケッツで何度もGSWと優勝を争い、MVPも獲得した往年の名スコアラーです。
その実力は折り紙付き。
このリーグにジェームズハーデンの実力を疑う者はいません。
しかし、僕は正直
え?
って思いました。
それはなんでなのか、ちょいちょい書いていこうと思います。
■クリッパーズっていうチームの特徴
前置きですが、僕はクリッパーズはそんなに追っかけてなかったので、ちょっと印象で語っている面もあると思います。そこはご了承ください。
僕の印象では、これまでのクリッパーズは、ダブルエースのアイソとPnRを中心に、周りの優秀なスポットアップシューターを活かしていくというチームであると考えてました。オフボールはそんなに動きません。どちらかというとどこにシューターを立たせるか?のほうが重要そうなチームでした。
とりあえず過去数年のLACのPlaytypeとペースがこちら。
スポットアップの比率が大きめになるのはどのチームも共通ですが、クリッパーズはFREQ%でいえばどの年も上位です。
アイソも同様に上位。PnRは中間くらいです。
逆にトランジションはかなり少なく、ペースは下から数えた方が良い。
攻撃しまくるというよりは、ペースを抑え、ダブルエースのハーフコートでの得点力を最大化するために優秀なスポットアップシューターをそろえ、有効活用していくチームだったといえます。
実際、このチームの作り方は強かったと思います。
怪我人出しながらもカンファレンスファイナルいったわけだし。あの年のポールジョージすごかったよね。カワイがいれば…って思っちゃったし。
しかしながら、これくらいの時期のLACってなんか不穏な報道が多かったんですよね。ポールジョージとカワイレナードを特別視しすぎるチームの運営に嫌気の差した選手が言い合いになったとか。(確かハレルとかだったかな?)
ちょくちょくまとまりの薄さを指摘されるようなチームだったと記憶してます。
んで、なんやかんやあって、ポールジョージがちょうどLALからトレードされたラスをリクルートして、ラスが入ってきます。
本音をいうと、この時は仮にも自分の力でチームをカンファレンスファイナルまで連れて行った大エースが評価爆下げしたラスをリーダーシップが云々いってリクルートしてるのは相当な違和感があったのですが、まあ今シーズンの頭の出来を見れば正解だったのでしょう。
とはいえ、ラスを獲得したことによって、ちょっとした問題が起きます。
まあ問題というか、ラスの特徴からしてそりゃそうだろという気しかしないんだけど。
ラスはシュートが下手です。
現代バスケではPnRをやらせるのはそんなに得策ではないです。全部アンダーされちゃうし。
んでもって、ダブルエースのアイソをやらせるためのスペースを広げるスポットアップシューターとして使うのは、ちょっと無理があります。
ドライブするとき邪魔そう。ウィークサイドならまだしも、ねえ。
つまり、これまでのクリッパーズの特徴のままバスケをするにはあまりにも不向きな選手なのです。
その代わり、ラスはターンオーバーは多いけど、パスは普通に上手いです。
オフボールで動けばパスを供給してくれます。
また、ボールをプッシュさせれば天下一品です。
トランジションで一緒に走ってくれる選手と一緒なら大きな効力を放つプレイスタイルです。
なので、クリッパーズはオフシーズン、プレイスタイルを変えるために準備をしてきました。
NBA公式サイトのPlaytypeは期間指定できなかったので、ハーデンが入ってからのデータが混ざってしまっていますが、それでも違いは結構出てます。
ペースは開幕直後の3試合の物です。
ペースはこれまで100にのらなかったですが101でリーグ上位、またトランジションが全体の19%を占めるようになってます。
そしてスポットアップとPnRは少なくなり、代わりにカットやオフスクリーンが多くなっている。
それでいて、ダブルエースのアイソが一番の軸であることに変わりはありませんでした。
データを見るだけでも、これまでのバスケを見直し、ラスを受け入れ、アジャストしてきていたと言えるでしょう。
実際観ててもポジョもカワイも良く動くようになってたし、観ていて気持ちがいいバスケをしていました。
ラスファンとしては本当にありがたいことです。
またDFも、ズバッツ以外は上背はないのですが、カワイ、ポールジョージ、コビントンといったDFの名手のスイッチ多用のディフェンスは強力で、DFのローテがいつまでもどこまでも怪しいラスの尻拭いもしつつ、またラスもへたくそながら懸命にスティールを狙ったり、うまく隠せていたと思います。
10月のDFRTGはスモールサンプルとはいえ102.2。リーグ1位です。
正直、パニックになる理由は何一つなかったと思っています。
何より、本当にチームの雰囲気が最高だった。同じ方向を向いている感じが最高でした。
普通さ、いくら元MVPっつってもあそこまでボコボコにバッシングされた5Mのバイアウト選手をあんな風に受け入れてくれないよ。
それはきっとラスの人格と、ルーHCのマネジメント、選手たちの性格の素直さが可能にしてくれてたんだと思います。
If Ty Lue missed the free throw, practice was over. If he made it, everyone had to run.
— Joey Linn (@joeylinn_) 2023年10月14日
Good vibes to end Clippers practice. pic.twitter.com/oH5bc829Es
一番のお気に入りはこれ。
…戻りたい、この時に。
しかし、現実は残酷。クリッパーズはハーデン獲得に動いてしまいます。
■ハーデンが来てからの問題点
ハーデンはとんでもないプレイヤーで、NBAの歴史を紐解いてみても、彼以上のアイソレーションの強力さを兼ね備えているプレイヤーは少ないでしょう。
先にも書きましたが、ハーデンの実力を疑う人間はいないと思います。
ただ、やはりクリッパーズへの移籍は苦しいと思ってしまいます。
理由はいくつかあるんですけど、ひとつは放出したプレイヤー。
ハーデンの獲得のためにコビントン、バトゥム、マーティンJr、モリスを放出しました。
モリスはLACでの出場はありませんでしたが、コビントンはスターティングメンバ―として、DFでも重要な役目を負っていました。
バトゥムはサイズもあり、またLACでもアウトサイドシューターの一角を担っている存在。
2人はLACのDFラインでも大きな役割を持っていたと思います。
それが、今は明確にDFがよくわかんなくなってます。
ラスもラスで相変わらず勝手にスイッチしまくってる気がするし、ハーデンとラスのところなんか無言でスイッチしたりしてるから、マジでひやひやする。
少なくともハーデンとラス並べてDF上でいいことは絶対ないと思います。
また、LACはもともとリバウンドが弱いチームなのですが、トレード後もやはり低いままとなっています。
■ここ4試合の対戦相手…NYK、BRK、DAL、MEM
・10月からここ4試合のリバウンド数の変化…43.3→42.5
・同じくOPP OFREB%の変化…29.3%→35.8%
正直コビントンとバトゥムもそんなにリバウンドを抑えていたわけでもないのですし、ここ4試合のNYKとBRKはリバウンドはしっかり押さえるチームなのでこれをトレードのせいというのはかわいそうなのですが、それにしてもMEMは決して強くないのです。
そのチームにリバウンドを抑えられまくってたのはなんかちょっと…。
まあそんなこんなで、DFが全くよくないです。
DFRTGもダダ下がり。
■10月とこの4試合のDFRTGの変化
102.2→118.6
確かに、10月のチームと比較するのはフェアじゃないです。それはそうです。というかNETRTG自体参考みたいなもんだと思うし。
でも、正直試合を見ればわかると思うんだ。全然違うんですほんとに。
次の理由に、オフェンス。
ハーデンはオフェンスの選手ですが、オフェンスも悪化してます。
■10月とここ4試合のOFRTGの変化
118.4→106.9
■ここ4試合の総得点数
11/7 NYK 97点
11/9 BRK 93点
11/11 DAL 126点
11/13 MEM 101点
■ハーデン加入前とここ4試合のFG%の変化
48.6%→45.1%
単純にシュートが入っていないだけ、ともいえるんですけど、個人的にはそもそも内容が良くないと思うんです。
っていうのも、先に書きましたが、LACはそれまでのスポットアップ多用のオフェンスから、ペースアップとオフボールを追加したオフェンスへスタイルを変更していました。
ケナードも昨季放出し、スポットアップシューター当時と比べれば少なく、バトゥムやコビントン、マンくらいだったのですが、そんな数少ない彼らのうち二人を放出。
そこに、アイソとPnRが好きなハーデンが入ってきたのです。
まあ要は、スタイルを変える前に、しかも選手がそろってた時にきたら強かったであろうハーデンを今連れてきちゃったわけです。
そりゃ、無理です。
まずラスのスポットアップは今のところ一応PPPは1.09くらいはあるとはいえ、もちろん得策じゃないし、ノンシューター扱いが定石です。
そんな中ハーデン、カワイ、ポジョがアイソしようとしても、そりゃあ二年前のようにうまくは行きません。
じゃあ今季準備してきたようにハーデンも走らせよう、という話にもなるんですが、そもそもハーデンはこの3年間、ペースが100を超えるチームでやってません。
ついでに、ハーデンはオフボールでは全然動きません。
ハーデンをハンドラーにしてラスを動かそうにも、ラスもそんなにうまくありません。それでも最近は結構懸命にスクリーンかけたりカッティングしたりしてますが、そもそもガードの選手ってこともあって割と限界があります。
というわけで、今んとこあんまりシナジーを感じません()
PG13とカワイが懸命にスポットアップやカッティングしますが、やはり前のようにうまくいきません。
今日の試合でもPG13が終盤ハンドラーしたりしてましたが、ハーデンが思ったよりC&Sが出来ないので、やはり最大化してるとは思えません。
恐らく時間がかかるでしょう。
ただ、時間をかけて熟成したところで、はたまたラスとハーデンを並べないようにしたところで。
そもそものところこの層で優勝できるとは思えないんです。
■んじゃこれからどうすりゃええねん?
正直僕は素人なんでわかりません。
ルーHCが色々試してますし、彼を信じるほかないのですが、僕は一番手っ取り早いのはラスをシックスマンにして、ハーデンにボール持たせて、カワイとPG13が2番手3番手にすることかなとか思ってます。
ラスはLALでシックスマンやってますし、ハーデンがペース早いのに慣れるよりはすぐに着手できそう。
カワイとPG13はハーデンからのボールの供給があればいくらでもうまくできそうだし。
なんとなくは、そう思います。
■なんとか盛り返せクリッパーズ!
もうね、今季はウィザーズがタンクだから、ラスのいるチームにはぼこぼこに勝ってほしいんです!
重ね重ね書いてますが、ハーデンは本当にとんでもない選手なので、まだ希望はあると思います。
大丈夫だ、あんなにうまいんだから。
もしどうしてもだめそうならラスハーデンカワイポジョマンでウルトラマイクロボールやろうぜ()
…おわり!