やまもとの地獄の沙汰もd.c.次第!~ブログ版~

ワシントンウィザーズファンのやまもとの散歩とウィザーズの考察についてのブログ。

【祝・優勝!】ナゲッツミリしらの男・やまもとが優勝を果たしたデンバー・ナゲッツについて書いてみる

皆様おはようございます。

ワシントンウィザーズのそこはかとなくファンのやまもとです。

普段はやまもとの地獄の沙汰もD.C.次第! | Podcast on Spotifyというpodcastを奥さんとのんびり運営しております。

そちらも是非、お願い致します。

 

…さて。

僕はワシントンウィザーズのファンです。

最近、エースのブラッドリー・ビールのトレードの噂が加速してきており、大変つらい状況に追いやられております。

 

なんかねー、海外のファンの方とかすんごいビールに対して辛辣なんですよね。

もうちょっとこう、ね。なんかないんかい、とは思います。

 

ワシントンウィザーズはスモールマーケットのチームとされることが多くて、正直今度ビールクラスの選手を引き当てられるのがいつになるのかわからないので、高額契約を渡したのもまあ、わかんないではないんですよね。ただそれが首を絞める結果になってることも否定はできないんですが。

 

…僕も正直どちらかというと再建するべきと思ってますし。でもそれはそれ、これはこれ、ですよね。人情と理性は違うと言いますか。美しさだけでは幸せにはならないというか。

 

まあ。そんなつらい日々を送っとるのですが、つい先日、2022-23シーズンもデンバーナゲッツの優勝で幕を閉じました。

 

デンバーナゲッツってチームも、これまでいろいろな選手が所属してきましたけど、基本的にはウィザーズと同じくスモールマーケットのチームです。

 

ここまで差がついたのはひとえにチーム運営の差なんでしょうね。

 

ここはひとつ、現実逃避も兼ねて()デンバーナゲッツについて書いてみましょう。

 

■僕がギリギリ知っているデンバーナゲッツのこと

 

(ヨキッチ前のナゲッツといえばやっぱこの人)

正直に申し上げます。

タイトルにも書かせて頂いておりますが、僕はデンバーナゲッツミリしら野郎です。全然詳しくは書けません。

ご容赦ください。

 

…で。

僕がNBAを見始めたのは大体03-04シーズンくらいからです。

これくらいの時期にNBAを見始めた人間は大体、レブロン、コービー、ウェイド、カーター、アイバーソン、ナッシュ、キッドとか、そのあたりのアイドル選手がきっかけでNBAを見始める人が多かった気がします。

 

カーメロもそんなアイドル選手の一人で、彼がドラフトされたのがデンバーナゲッツ。花の2003年ドラフト組です。つい先日引退してしまいましたが…。

 

で、カーメロがいる間はアイバーソンを獲得したり、かと思えばビラップスとトレードしたり、色々な補強をするのですが、たいていはPO1回戦で敗れてしまうのでした。でも1回だけカンファレンスファイナルいってレイカーズと戦ったりもしましたが…。

 

ナゲッツ時代のアイバーソン。ジャージめちゃくちゃ似合う)

なんか最近スーパーチームが目立つって話をよく聞くんですが、昔もヒーローボールは普通にありました。パウ獲得後のレイカーズとか、セルティックスのBIG3もそうだし、サンズもあんま名前出ないけどナッシュ、マリオン、アマレ、とかね。ウィザーズもアリーナス、ジェイミソン、カロンとかそんな悪くない3人だったんですよ。

 

アイバーソンが加入したナゲッツもそうでした。

45度から二人が交互にアイソやってる覚えしかない。しかも普通に強かった。プレイオフでは負けちゃったけど。あとなんか徐々にアイバーソンのチームになってたように見えてたから、放出されたのはちょっとびっくりした。

 

…まあ。

なんやかんやあって(適当すぎるか)、アイバーソンも放出し、ビラップスとのコンビを組むも、色々あって(ここも適当、というか何言ったかは明確に覚えてないんですけど)、カーメロはナゲッツへの不満を全く隠さなくなり、結局ニックスへ出て行っちゃいます。

 

ほどなくして、名HCのジョージカールHCとも契約解除。というか、ご病気が重くなっちゃったとかだった気もします。

ここから、ナゲッツは数年かけて今の姿へゆっくりと変貌していきます。

…こっからのナゲッツのことは全然わかりません。()

気づいたらむっちゃ強くなってました。

 

■僕が思うカーメロ以降のナゲッツの凄さ

 

僕はカーメロが出て行ったあとのナゲッツについてはマジでなんも知らない()のですが、今季優勝したナゲッツのここ数年間のロスターを見ると、すごいなっておもうことがあります。

 

(これがヨキッチがルーキーだった15-16シーズンのナゲッツロスター

(これが次のシーズン、マレーが入ってきてます)

(これが久しぶりにPOに出た18-19シーズン)

(これが今年。ウィザーズとのトレードだったり、MPJのドラフトだったりでちょっとメンバーは変わっている)

 

なにがそんなにすごいかと思ったかというと、

ヨキッチとマレーをきっちり成長させ、この二人を中心に据えて外部からオールスターを獲得することはなかったこと

につきます。

 

もちろん運も巡ったのでしょうが、それにしてもこの一貫性はすごいなと思います。

大抵どっかであきらめると思うし。多分古参のナゲッツファンの方はガリナリとか好きだったろうし。

 

思い返してみればナゲッツってジョージカールHCを長期間引っ張ったりしてたし、エースをちょっと不幸な形で失ったりと、エディジョーダンを長らく引っ張りアリーナスをあんな形で失ったウィザーズとちょっと似てたりする気も。差、つきすぎだろ。もうちょい頑張れウィザーズよ。

 

…まあ、ウィザーズの愚痴はさておき。

 

とにかく、カーメロも失い、HCも変わった2012年頃から、ヨキッチを15年にドラフトして、そこから着実に力をつけてきたチーム、それがデンバーナゲッツなのでしょう。すごいね。ウィザーズもそうなれれば良かったんだけど…。まあ、運もあるからな…ウォールのこともあるし…。

 

あかん、愚痴多めになる。

 

■22-23シーズンのナゲッツについての素人の所感。

ここからは今年のナゲッツについて色々見ていきます。

 

まず、どんなことをやっていたチームなのか?なのですが、プレイオフを見た限りではヨキッチのポストアップからのプレイメイクとマレーとヨキッチのツーメンゲームがメインのチームという感想です。

 

実際にオフィシャルサイトに載ってるプレイタイプを見てみます。

 

ナゲッツのPOとRSのプレイタイプの内訳。Post UpはPOでもRSでも回数は全チーム中トップ。)

レギュラーシーズンでもプレイオフでもほかのチームと比べてポストアップが多く、またコーナーからのダイブも多かった印象でしたが、やっぱり全体3位の多さでした。

 

次に、ナゲッツと同じくPost Upが多かったチームと並べてみます。

 

(一番下がナゲッツ。なんかあんまり偏ってない)

良し悪しを語る気は毛頭ありませんが、ハーデンとエンビードの所属したPHI、あとケガしちゃったけどカワイがいて、彼のケガ後はほぼラスに任せたLACなんかはアイソやトランジションに偏ってますが、LALやMILなんかと比べてみても、ナゲッツはなんか選択肢がばらけているようにも見えます。

 

レイオフ見ててもヨキッチのポストを数人がかりで止めに来ても、結局マレーとツーメンゲームされたり、ヒートはそれなら、とヨキッチをボールが入る前に潰しに来てたポゼッションもありましたけど、あんなの全ポゼッションできるわけでもないし。

とにかく引き出しが多かったなあ、と。

 

ちなみに、オフィシャルでこの各プレイタイプの期待値とか見れるんですけど、ナゲッツはこれだけ選択肢がばらけてる中でPOに出場した全16チームの中で、真ん中以下の順位だったのがputbackとhandoffだけでした。

相手との相性もあるし、そんなことだけでチームの強さは語れないでしょうが、やっぱりナゲッツの戦略がどれだけ幅広くて効果的だったかわかる気がします。どこのチーム相手でもヨキッチとマレーが圧倒的だったのは間違いないだろうし。

 

…てか、putbackが下位だったのがちょっと意外。笑

 

あとプレイの内訳が結構変わったチームもあるなかでDENはなんか変化が少ない気もします。

(これがPHX。POってこともあってかアイソが無茶苦茶増えてる)

(LAC。アイソもだけどトランジションとポストアップもラス効果か増えてる)

(PHI。無茶苦茶アイソしてる。悪いとは言わないけど、結構苦しいシリーズ多かったように見えちゃう)


レイオフでは停滞した展開の時はアイソやポストアップが増える印象ありますけど、ナゲッツはこれまで自分たちがやってきたことを信じて戦い抜いたのかもな、と思った次第です。

ナゲッツミリしらなので怪しいですが。

少なくとも相手チームごとに2BigとADを5番のスモールを使い分けて戦った20年のLALや最後の最後はやっぱりヤニスたちに託すことの多かったMILとはかなり違った印象を持った優勝でした。GSWに近い印象。プレイスタイルは全くと言っていいほど違うけど。

 

なんにせよ、臨機応変に戦ったLALや最後はスターの重要性を見せつけたMILとはちょっと違い、時間をかけて作っていった選択肢の多さで戦い抜いたチームがナゲッツである、といえるのかなと思います。

なんかどのチームもなんかの項目が少なかったりするんだけど、ナゲッツはそうでもないもんね。

 

△ちょっとおまけ…

ちなみに、過去5年の優勝チームと比べての今年のデンバーナゲッツのNET Ratingなんですが、

 

19年 TOR 5.6

20年 LAL 6.9

21年 MIL 5.3

22年 GSW 4.9

23年 DEN 8.0

 

と、なんかどのシリーズも圧倒したんだなってのがわかる数値になってました。

…強かったもんなあ。うらやましいです。

あとなんか、上の5チーム、全部DEFRTGが110以下なんですけど、DENはそんなことはなく、ディフェンスが悪いわけではないけど、オフェンスのチームと言えるチームでした。

ここ最近、オフェンスよりもディフェンスが大事、という風潮が強く、確かに攻撃のメインを担う選手のディフェンス難を突かれてしまうチーム(DALとかATLとか)が多かった中で、珍しい結果…というか、どのチームもディフェンスに力を入れてるのが今のリーグだろうに、それでこの結果ってのはすごいなって思います。

ヨキッチって別にディフェンス上手いわけではないと思うし。

 

■二コラヨキッチやばくね?

ナゲッツをしっかり見たのってこのプレイオフが初めてだったんですけど、ずーっと二コラヨキッチやばくね?って言ってました。

 

(POでのヨキッチ先生の最終スタッツ。なんだこりゃ)

今年のプレイオフ、得点、アシスト、リバウンドのトータル数、ヨキッチが全部一位ですって。

 

あんまり定かじゃないですが、この3つのカテゴリ全部一位ってのはあの恐ろしいほどのプレイを見せてたCLEの頃のレブロンでもやったことないんじゃないかなあ…。

 

(ヨキッチのプレイオフでのシューティング事情)

 

上が公式サイトのヨキッチのシューティング事情です。

…正直ちょっと得点パターンが豊富すぎる。

特にこのプレイオフではワイドオープンの3Pも54.1%決めてきたので、どうにもならなかったですね。どこにいても放っておくことができなかった。

 

ポストアップもあれだけ多彩なプレイメイクを魅せながらも、FG%は55.4%でした。

そもそも自身のポストプレイが強力だからこそあれだけの引力を発揮するわけで…。

 

しかもこれまでの支配的だったセンターの弱点ともいえるインサイドからつり出されたときのオフェンスって面も通用せず、なんなら自分でリバウンド取ってトランジションもできちゃいます。

 

そんなんだからヨキッチに対しては基本的には単独で対応できるセンターがいないチームはもう二人がかりででもヨキッチを止めにいくしかないです。

でもそうするとAGやブルブラのカッティングやKCPやMPJのコーナーが空く、と。

…地獄か。笑

 

んで、こんだけすごい選手なんだからディフェンスが弱点!って言いたいし、実際見てて決してゴール下が守れる選手ではないのでそんな気になるんですが、チームのDF戦略の賜物か、正直DEFRTG110と無茶苦茶悪い数字でもなく、定量評価をしている各サイトでもディフェンスでもポジティブな数字になってます。

(RAPTOR。アメリカの経済予想屋さんがやってるサイトです。)

 

(LEBRON。有料版はすごいらしい。ちょこっと気になる。)

 

正直DFのスタッツってあんまりアテにならんなと思ってはいるし結局数字は数字だからすべてではないとは思っとるのですが、なんつーかこう、ネガティブな箇所がほぼないってのはものすごいことですね…。

 

ビッグマンがゴール下を支配した時代からマイケル・ジョーダンが登場して190cm代の選手でも得点をするようになり、ルール改定でガードの時代が到来し、ビッグマンが少々後退したようにも思えるこの時代にあらわれた集大成ともいえる選手だなと思います。

 

そんな選手がいるんだ。これまで優勝してなかったのが不思議…いや、それもヨキッチが成長したからか。すごいな。

 

レイオフではレイカーズが最もヨキッチを苦しめたと思いますが、それでも「簡単に押し込まれず、後ろに控えたADへ誘導する八村選手」という二人がかりのDFでやっとアレで、しかも結局スイープされたわけです。

とんでもねえ。

 

youtu.be

 

一番「こいつ無敵だ」と思った試合を載せときます。

この人、あと何年NBAに君臨するのだろう。笑

 

■しかも相棒がジャマールマレー。

(この人はこの人でまたバケモノ)

 

ヨキッチの相棒として抜群の相性を持つ男、ジャマールマレー。

ヨキッチとのツーメンゲームやアイソレーションとプレイオフでも活躍しました。

 

(こんだけシューティングが上手いガードがヨキッチと合わないわけがない)

LALのシリーズやMIAとのファイナルでも、厳しいチェックに合いながらも次々と3Pを沈めてきました。Openでも41.3%沈めてます。ヨキッチとのツーメンゲームは破壊力抜群。ヨキッチだけのチームでは決してなく、やはりマレーの存在は抜きでは語れないのでしょう。

 

特に印象的なのはLALとのシリーズでレブロンを狙ってアイソレーションを仕掛け続けていたこと。

あれはかなり効いたと思います。

バトラーにディフェンスで狙われたりという場面もありましたが、マレーがいなければこの優勝はなかったでしょう。すごかったよマレー。えぐかった。

 

■実は元ウィザーズ関係者が多いデンバーナゲッツ

ひとしきりナゲッツを褒め称えたところで、プレイの雑感はやめにしましょう。

 

実はですね、ナゲッツは元ウィザーズの人たちが多いんです。

 

ウィザーズが結局まだ強くないのは悔しいけど、ここは彼らをたたえましょう。

 

〇KCP

 

〇ジェフグリーン

 

〇カルビンブース(なっつ!ナゲッツGMだったの知らんかった)

 

〇トマブラ

 

〇イシュ

 

〇ジャレッドジェフリーズ(またまたなっつい!夢のある選手でした)

 

いつの日か、ウィザーズも優勝できたらいいな!

おめでとうみんな!!!!

 

…そして!!!

 

おめでとう!デンバーナゲッツ!!!!!!

 

 

 

open.spotify.com

 

…あ、podcastもよろしくおねがいしまーす!笑

激動のワシントンウィザーズについて、少し語ってみたい。~後編~

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…さて。

前回はウィザーズの新しいGMさんたちに適当に触れていくつもりが、

デニに出て行ってほしくなさすぎていつの間にかデニでブログ記事を締めてました()

 

本日は2023年6月13日。

NBAファイナルにも決着がついた日で、本来であれば素晴らしいシリーズを戦ったデンバーナゲッツとマイアミヒートをたたえるべき日なのですが、僕はここでデニアブディヤについて語ります。

 

…だって好きなんだもの。

 

■デニ・アブディヤとは?

 

(公式サイトの紹介はこんな感じ)

デニ・アブディヤはイスラエル出身の選手で、小さなころからバスケットボールを始め、16歳になるころには国内リーグのプロ選手となっていました。

 

あまりNBA以外のリーグに詳しくない僕からするとあまり聞きなれないイスラエルのリーグではありますが、ユーロのU20大会でイスラエルが優勝した際の中心選手だったようで、本格的に名前を聞くようになったのはFIBANBAが合同でやってるキャンプのころでした。

 

https://www.si.com/nba/2019/02/18/basketball-without-borders-nba-draft-prospects-deni-avdija-khalifa-diop-all-star-weekend

 

basketball without borders というプログラムで、エンビードやジャマールマレー,八村選手なんかも参加したプログラムです。

上記のアドレスはそのプログラムでデニがMVPを取った時の記事。

そこからデニの評価を一部引用します。

 

After coming in as the weekend’s headlining name, Avdija earned camp MVP honors and did well in showcasing his extremely advanced package of skills. He is not a player you have to squint very hard to appreciate, and it was immediately apparent on the first day of games that Avdija was the most talented and most NBA-ready player at the event. His feel for playmaking off the dribble is innate, and he has legitimate potential to be someone who can piggyback an NBA offense as a ball-handler for extended periods of time. He’s not the prodigy Luka Doncic was, but those comparisons seem likely to come his way given his preferred style of play and distinct strengths.

 

すげえ。ぼくこの記事ひさしぶりに読んだけど、べた褒めです。

プレイメイキングの才覚は天才と呼べて、最もNBAへの準備ができているとか書かれてます。

この次の文章に身体能力は並みだからペイントでの得点は磨かなきゃダメ、とも書かれてますが、ほぼほぼ全文べた褒め。読んでるだけでかなりの才覚を秘めてそうな書かれ方です。

 

そんなこんなあって、アメリカ国内でも注目が高まったデニ。

迎えた2020年ドラフトで、全体9位指名で我らがワシントンウィザーズへ入団したのでした。

 

■どんなやつか?

まずはこれを見てほしい。なんか一番デニらしさが出てると思う。

 

…笑顔がかわいくないですか?(笑)

なんかね、二パって笑うんですよ。

 

これはルーキーの頃の動画なんですけど、人懐っこさが全面に出てます。

…いやー。日本語公式さんほんまありがとうございます。

 

このほかにもラッセルウェストブルックやクリスタプスポルジンギスなど、色々な先輩になついてた様子が見えますので、ぜひ日本語公式アカウントさんが載せてくれてるインタビューとか見てみてください。なんかデニの後輩力というか、可愛がられてる感じが見て取れると思います。

 

一方で、この動画でもシュートの練習に励んでいることに触れていますが、オフ毎にスキルコーチのドリューハンレン氏とワークアウトをしていることをSNSで上げてたり、ストイックな面もたくさん見えます。

 

また、「僕がこの高い順位で指名されたのはスキルが備わっているから」とさらっと言ってのける自信も持っています。

記事とか見るとデニは自分のセンスを信じているところが強く前に出てますね。

頼もしいなあと。この辺りはラッセルウェストブルックの影響もあると本人が語っていたのも印象的です。

 

インタビューや記事を見る限りでは、性格はものすごく良い子って印象を受けますね。かわいい。推せる。

 

■選手としての所感~スタッツと変化の兆し~

 

(デニのスタッツ)

ルーキーイヤーの頃から得点、リバウンド、アシストと少しづつ伸びている一方で、3P%がどうしても安定していない印象です。

デニはオフなどでも3Pの改善などに向けて相当な練習を積んでいるのですが、現状ではまだ実を結んだとは言えない状況。いつか報われてほしい。

 

…で。

 

このデニアブディヤって選手は、デビュー前の評価も相まってなんと「ルカ・ドンチッチ二世」になれる可能性もあると言われていたような選手なのですが、ワシントンウィザーズに入団してからはちょっと思ったような方向とは違う方へ成長している感じを受けます。

 

ずばり、ウィングディフェンダーです。

(ちょっと前に作ったスライド。うーん手抜き笑)

結局DFのスタッツってのはあんまり信用ならないなーとは思うのですが、それでもデニが相手のエースにつくことは多かったです。

例としてはデローザン、PG13、シェイ、バンケロとか。

中でもデローザン辺りはDFG35.7%にまで抑え込んでおります。

1~5番までマッチアップできるのはデニの大きな武器だなと感じます。

ただ3Pはよく決められておりますね。でもここら辺はそもそもウィザーズのチームディフェンスもよくなかったというか…。

 

まあ、とにかく。

取り沙汰されていた光るオフェンスセンスより、体格を生かしたディフェンダーとして成長したように思えます。

この辺りは八村塁とクズマが同じチームであったこともあり、求められる役割にコミットした結果だったのでしょう。

 

しかしながら、八村塁が放出されたあとはだんだんとオフェンスの役割が増え、HCもどうにか選手としてモノにしたいんだろうなという意図は感じられました。

…シェパード前GMもそんなこと言ってたし。

(スライドその②。八村選手放出後、色々と変化があった)

クズマもケガで休んだりしてたこともありましたが、アシストも増えていき、ビールやクズマ、ポルジンギスがいるためあまり許されてなかった印象のドライブも増えております。

 

またリバウンド意識が高く、自ら取ってトランジションをプッシュすることも。

これまでのデニとは明らかに何か違う仕事をしています。

 

そんなこんなで、結局チームはズタボロだったけど、デニ推しとしては割とわくわくする変化もあったりしたんですよ、と。

 

…まあ、それも水泡に帰す可能性が出まくってるんだけど。

 

■選手としての所感~欠点はなんつってもシューティングと左手~

 

…もう見出しでオチてます。

 

 

はい、冒頭でも触れたのですが、デニはとにかく3Pが安定しません。

(スライド③。長々と書いている。完全に早口なヲタク)

デニの場合オフェンスで消えてしまうことが多々あるなーという印象を持ちます。

特にスリーなんですけど、何もプルアップスリーを決めてくれとか言ってるわけではなくて、ワイドオープンも決めきることが出来ていません。(ワイドオープン33.1%)

 

よくコーナーに置かれることが多かったのですが、ここは八村塁と比べて劣っていた面と言わざるを得ないですね。ノンシューター扱いされることも結構ありました。

 

ちなみにプルアップについてはそもそも全然打ててもなくて、平均1本も打ってないです。まあリム周り強ければ絶対打てなきゃダメとは言わないけど…。

といっても実は制限区域内のFG%は改善してはいるんですけどね。まあここはダンクが増えたからかなあと。どういうシチュエーションなのかわからんし。

 

…とにかく!

デニの最大の弱点はそのシューティングです。カッターとして使えばいい気もするけど、まあそれだけってのもさみしい。

 

あと左手が苦手なんですよ、デニって。ドライブも明らかに左に行かないんですけど、ここはすみません、データ持ってないです。体感です。

 

…早口なヲタクらしく長々と書いてしまった。

 

まあ、なんといいますか。

さらっというと、今のデニは、変化の兆しが見えるも、3年やってシュートはあまり改善せず、だんだんと期待されたプレイメイカーというより、ディフェンダー止まりになってきてしまっている。

色々な要因があるとはいえ、それは否定はできないのでしょう。

 

■結局デニは残した方が良いのか?

 

…。

 

ええとですね

 

 

 

 

 

おねがい残してくださいおねがいしますおねがいしますおねがいします!!!!!!

 

…って感じです。(笑)

 

まああの、ここまで書いてアレですが、正直な話出されてしまってもおかしくないなとは思うんですよ。

 

でも、ちょっとデニのハイライトを見てみてください。

 

www.youtube.com

 

…あのねー、正直親目線な気もしちゃうんですけど、なんかコートビジョンといい、成長したように見えるリム周りといい、なんかセンスを感じちゃうんですよ。

特にトランジションのプッシュ。

DFもユーティリティだし。

 

八村選手はOFが光る選手だったけど、デニは言葉に出来ないんですけどすごくオールラウンダーなポテンシャルを感じちゃうんですよ。

 

…残してくれないかなあ…。

粗材的には八村選手にも全然負けてないと思うのですが…。

 

そのためにも、やっぱりとにかくシューティング。君なら出来るぞデニ。

 

■やまもとはデニがどこにいっても応援します!!!

 

そんなデニですが、ちょっと前に新フロントが軽く触れてくれてました。

 

ちょっと僕は今人間不信なのでいまいち信じ切れていないのですが、継続はしたいとのことです。

…OKC畑のDawkinsさんですから、ドルトと同じくDFがウリの外国籍とかちょっと思い入れあるのかしら。ないか、さすがに。

 

でも、デニ推しの僕としてはこれ相当うれしかったです。

まだまだウィザーズのユニのデニが見たい。

ぼくはまだ彼のポテンシャルの半分も見せてもらってないって思ってます。

 

…ま、どこに行っちゃったとしても、シュートが入らなくても、僕はデニを応援し続けます。

(ワタシハ…ワタシハ…)





…だってかわいいんだもの。笑

 

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