やまもとの地獄の沙汰もd.c.次第!~ブログ版~

ワシントンウィザーズファンのやまもとの散歩とウィザーズの考察についてのブログ。

激動のワシントンウィザーズについて、少し語ってみたい。~後編~

皆様、おはようございます。

ワシントンウィザーズのちょいとばかし熱心なファン、やまもとです。

普段はやまもとの地獄の沙汰もD.C.次第! | Podcast on Spotifyというpodacastを奥さんとひそひそ運営しております。

そちらも是非、宜しくお願い致します。

 

…さて。

前回はウィザーズの新しいGMさんたちに適当に触れていくつもりが、

デニに出て行ってほしくなさすぎていつの間にかデニでブログ記事を締めてました()

 

本日は2023年6月13日。

NBAファイナルにも決着がついた日で、本来であれば素晴らしいシリーズを戦ったデンバーナゲッツとマイアミヒートをたたえるべき日なのですが、僕はここでデニアブディヤについて語ります。

 

…だって好きなんだもの。

 

■デニ・アブディヤとは?

 

(公式サイトの紹介はこんな感じ)

デニ・アブディヤはイスラエル出身の選手で、小さなころからバスケットボールを始め、16歳になるころには国内リーグのプロ選手となっていました。

 

あまりNBA以外のリーグに詳しくない僕からするとあまり聞きなれないイスラエルのリーグではありますが、ユーロのU20大会でイスラエルが優勝した際の中心選手だったようで、本格的に名前を聞くようになったのはFIBANBAが合同でやってるキャンプのころでした。

 

https://www.si.com/nba/2019/02/18/basketball-without-borders-nba-draft-prospects-deni-avdija-khalifa-diop-all-star-weekend

 

basketball without borders というプログラムで、エンビードやジャマールマレー,八村選手なんかも参加したプログラムです。

上記のアドレスはそのプログラムでデニがMVPを取った時の記事。

そこからデニの評価を一部引用します。

 

After coming in as the weekend’s headlining name, Avdija earned camp MVP honors and did well in showcasing his extremely advanced package of skills. He is not a player you have to squint very hard to appreciate, and it was immediately apparent on the first day of games that Avdija was the most talented and most NBA-ready player at the event. His feel for playmaking off the dribble is innate, and he has legitimate potential to be someone who can piggyback an NBA offense as a ball-handler for extended periods of time. He’s not the prodigy Luka Doncic was, but those comparisons seem likely to come his way given his preferred style of play and distinct strengths.

 

すげえ。ぼくこの記事ひさしぶりに読んだけど、べた褒めです。

プレイメイキングの才覚は天才と呼べて、最もNBAへの準備ができているとか書かれてます。

この次の文章に身体能力は並みだからペイントでの得点は磨かなきゃダメ、とも書かれてますが、ほぼほぼ全文べた褒め。読んでるだけでかなりの才覚を秘めてそうな書かれ方です。

 

そんなこんなあって、アメリカ国内でも注目が高まったデニ。

迎えた2020年ドラフトで、全体9位指名で我らがワシントンウィザーズへ入団したのでした。

 

■どんなやつか?

まずはこれを見てほしい。なんか一番デニらしさが出てると思う。

 

…笑顔がかわいくないですか?(笑)

なんかね、二パって笑うんですよ。

 

これはルーキーの頃の動画なんですけど、人懐っこさが全面に出てます。

…いやー。日本語公式さんほんまありがとうございます。

 

このほかにもラッセルウェストブルックやクリスタプスポルジンギスなど、色々な先輩になついてた様子が見えますので、ぜひ日本語公式アカウントさんが載せてくれてるインタビューとか見てみてください。なんかデニの後輩力というか、可愛がられてる感じが見て取れると思います。

 

一方で、この動画でもシュートの練習に励んでいることに触れていますが、オフ毎にスキルコーチのドリューハンレン氏とワークアウトをしていることをSNSで上げてたり、ストイックな面もたくさん見えます。

 

また、「僕がこの高い順位で指名されたのはスキルが備わっているから」とさらっと言ってのける自信も持っています。

記事とか見るとデニは自分のセンスを信じているところが強く前に出てますね。

頼もしいなあと。この辺りはラッセルウェストブルックの影響もあると本人が語っていたのも印象的です。

 

インタビューや記事を見る限りでは、性格はものすごく良い子って印象を受けますね。かわいい。推せる。

 

■選手としての所感~スタッツと変化の兆し~

 

(デニのスタッツ)

ルーキーイヤーの頃から得点、リバウンド、アシストと少しづつ伸びている一方で、3P%がどうしても安定していない印象です。

デニはオフなどでも3Pの改善などに向けて相当な練習を積んでいるのですが、現状ではまだ実を結んだとは言えない状況。いつか報われてほしい。

 

…で。

 

このデニアブディヤって選手は、デビュー前の評価も相まってなんと「ルカ・ドンチッチ二世」になれる可能性もあると言われていたような選手なのですが、ワシントンウィザーズに入団してからはちょっと思ったような方向とは違う方へ成長している感じを受けます。

 

ずばり、ウィングディフェンダーです。

(ちょっと前に作ったスライド。うーん手抜き笑)

結局DFのスタッツってのはあんまり信用ならないなーとは思うのですが、それでもデニが相手のエースにつくことは多かったです。

例としてはデローザン、PG13、シェイ、バンケロとか。

中でもデローザン辺りはDFG35.7%にまで抑え込んでおります。

1~5番までマッチアップできるのはデニの大きな武器だなと感じます。

ただ3Pはよく決められておりますね。でもここら辺はそもそもウィザーズのチームディフェンスもよくなかったというか…。

 

まあ、とにかく。

取り沙汰されていた光るオフェンスセンスより、体格を生かしたディフェンダーとして成長したように思えます。

この辺りは八村塁とクズマが同じチームであったこともあり、求められる役割にコミットした結果だったのでしょう。

 

しかしながら、八村塁が放出されたあとはだんだんとオフェンスの役割が増え、HCもどうにか選手としてモノにしたいんだろうなという意図は感じられました。

…シェパード前GMもそんなこと言ってたし。

(スライドその②。八村選手放出後、色々と変化があった)

クズマもケガで休んだりしてたこともありましたが、アシストも増えていき、ビールやクズマ、ポルジンギスがいるためあまり許されてなかった印象のドライブも増えております。

 

またリバウンド意識が高く、自ら取ってトランジションをプッシュすることも。

これまでのデニとは明らかに何か違う仕事をしています。

 

そんなこんなで、結局チームはズタボロだったけど、デニ推しとしては割とわくわくする変化もあったりしたんですよ、と。

 

…まあ、それも水泡に帰す可能性が出まくってるんだけど。

 

■選手としての所感~欠点はなんつってもシューティングと左手~

 

…もう見出しでオチてます。

 

 

はい、冒頭でも触れたのですが、デニはとにかく3Pが安定しません。

(スライド③。長々と書いている。完全に早口なヲタク)

デニの場合オフェンスで消えてしまうことが多々あるなーという印象を持ちます。

特にスリーなんですけど、何もプルアップスリーを決めてくれとか言ってるわけではなくて、ワイドオープンも決めきることが出来ていません。(ワイドオープン33.1%)

 

よくコーナーに置かれることが多かったのですが、ここは八村塁と比べて劣っていた面と言わざるを得ないですね。ノンシューター扱いされることも結構ありました。

 

ちなみにプルアップについてはそもそも全然打ててもなくて、平均1本も打ってないです。まあリム周り強ければ絶対打てなきゃダメとは言わないけど…。

といっても実は制限区域内のFG%は改善してはいるんですけどね。まあここはダンクが増えたからかなあと。どういうシチュエーションなのかわからんし。

 

…とにかく!

デニの最大の弱点はそのシューティングです。カッターとして使えばいい気もするけど、まあそれだけってのもさみしい。

 

あと左手が苦手なんですよ、デニって。ドライブも明らかに左に行かないんですけど、ここはすみません、データ持ってないです。体感です。

 

…早口なヲタクらしく長々と書いてしまった。

 

まあ、なんといいますか。

さらっというと、今のデニは、変化の兆しが見えるも、3年やってシュートはあまり改善せず、だんだんと期待されたプレイメイカーというより、ディフェンダー止まりになってきてしまっている。

色々な要因があるとはいえ、それは否定はできないのでしょう。

 

■結局デニは残した方が良いのか?

 

…。

 

ええとですね

 

 

 

 

 

おねがい残してくださいおねがいしますおねがいしますおねがいします!!!!!!

 

…って感じです。(笑)

 

まああの、ここまで書いてアレですが、正直な話出されてしまってもおかしくないなとは思うんですよ。

 

でも、ちょっとデニのハイライトを見てみてください。

 

www.youtube.com

 

…あのねー、正直親目線な気もしちゃうんですけど、なんかコートビジョンといい、成長したように見えるリム周りといい、なんかセンスを感じちゃうんですよ。

特にトランジションのプッシュ。

DFもユーティリティだし。

 

八村選手はOFが光る選手だったけど、デニは言葉に出来ないんですけどすごくオールラウンダーなポテンシャルを感じちゃうんですよ。

 

…残してくれないかなあ…。

粗材的には八村選手にも全然負けてないと思うのですが…。

 

そのためにも、やっぱりとにかくシューティング。君なら出来るぞデニ。

 

■やまもとはデニがどこにいっても応援します!!!

 

そんなデニですが、ちょっと前に新フロントが軽く触れてくれてました。

 

ちょっと僕は今人間不信なのでいまいち信じ切れていないのですが、継続はしたいとのことです。

…OKC畑のDawkinsさんですから、ドルトと同じくDFがウリの外国籍とかちょっと思い入れあるのかしら。ないか、さすがに。

 

でも、デニ推しの僕としてはこれ相当うれしかったです。

まだまだウィザーズのユニのデニが見たい。

ぼくはまだ彼のポテンシャルの半分も見せてもらってないって思ってます。

 

…ま、どこに行っちゃったとしても、シュートが入らなくても、僕はデニを応援し続けます。

(ワタシハ…ワタシハ…)





…だってかわいいんだもの。笑

 

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